いま家が建ってみて、改めて屋根を「メタリック・グレー」のガルバリウム鋼板にしてよかったと、つくづく思う。ガルバリウム鋼板を使いたいと建築家が言ってきたとき、まず私の脳裏に浮かんだのは、子どものころ小学校の校庭に建っていたトタン屋根のプレハブ校舎だ。前に住んでいた家の周囲にもまだトタン屋根の建築物は残っていて、そのほとんどが塗料がはがれてみじめな斑模様になっている。「えーっ、アレかよ」と私。「それだったら、普通のお宅がよく使ってるコロニアル瓦のほうがいいんじゃない?」と妻。
[参考]
> 札幌市豊平区の中古住宅
> 須磨海浜公園のマンション
> 丸山の一戸建て
> 葛西の分譲マンション
> 浜町のマンション
2人で落胆して事務所に聞くと「なにいってんですか。ガルバリウムは最新の素材で、ちょっと高いけど瓦より軽いし長持ちするんですよ。それに、和風を目指すのに、どう考えたってコロニアルはないでしょう」と建築家。これでようやく、素材については安心ができた。さて、次は、色と葺き方を決める番だ。金属の場合、屋根の葺き方には、瓦枠葺きと平葺き(一文字葺きともいう)がある。瓦枠というのは、簡単にいえば縦模様。それに対して平葺きは横の線が強調される。強いて言えば瓦棒は男性的、平葺きはより繊細で女性的だ。後者のほうが手間がかかるので、手間賃は若干高い。我が家では、2階の大屋根を瓦枠葺き、下屋(1階の屋根と庇部分)を平葺きとした。
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